測定方法

1-1 引張強度・引張伸度

JIS L 1096 A法(ストリップ法)に準拠

A.サンプリング
幅3cm、長さ約30cmの試験片をたて方向及びよこ方向各3枚ずつ採取する。(図1)
B.試験概要
サンプリングした試験片を(図2)に示す通り引張試験機のつかみに取付け、下記の条件で引張試験を行い、切断時の強さ[kgf(N)]および伸度[%]を測定し、たて方向およびよこ方向それぞれ3回の平均値で表す。
C.試験条件
つかみ間隔20cm、引張速度20cm/分
D.測定結果例 (「パロニィFC」の場合)
引張強度
たて 87kgf/3cm (849N/3cm)
よこ 82kgf/3cm (805N/3cm)
3cm幅の試験片を引っ張った時、たては87kgf (849N)、よこは82kgf (805N)で切断される。
引張伸度
たて 19%
よこ 23%
上記引張試験で生地が切断するときの伸びが、たて方向3.8cm (20cm×0.19)、よこ方向4.6cm(20cm×0.23)となる。

1-2 引張強度・引張伸度

JIS L 1096 B法(グラブ法)に準拠 ※スズラインのみ

A.サンプリング
幅10cm、長さ15cmの試験片をたて方向及びよこ方向各3枚ずつ採取する。(図1)
B.試験概要
サンプリングした試験片を(図2)に示す通り引張試験機のつかみに取付け、下記の条件で引張試験を行い、切断時の強さ[kgf(N)]および伸度[%]を測定し、たて方向およびよこ方向それぞれ3回の平均値で表す。
C.試験条件
つかみ間隔7.6cm、引張速度30cm/分
D.測定結果例 (「スズライン」の場合)
引張強度
たて 95.4kgf/3cm (936N/3cm)
よこ 63.8kgf/3cm (626N/3cm)
10cm幅の試験片を引っ張った時、たては95.4kgf/3cm (936N/3cm)、よこは63.8kgf/3cm (626N/3cm)で切断される。
引張伸度
たて50%
よこ76%
上記引張試験で生地が切断するときの伸びが、たて方向3.8cm (7.6cmx0.50)、よこ方向5.8cm (7.6cmx0.76)となる。

2-1 引裂強度

JIS L 1096 A-1法(シングルタング法)に準拠

A.サンプリング
幅5cm、長さ25cmの試験片をたて方向及びよこ方向各3枚採取し、短辺の中央に辺と直角に10cmの切れ目を入れる。(図1)
B.試験概要
サンプリングした試験片を(図2)に示す通り引張試験機のつかみに取付け、下記の条件で引裂試験を行い、引き裂く時に示す最大強さ[kgf(N)]を測定し、3回の平均値で表す。
よこ糸引裂強さ…
たて方向にサンプリングし、よこ糸を切断した時の引裂強さ
たて糸引裂強さ…
よこ方向にサンプリングし、たて糸を切断した時の引裂強さ
C.試験条件
つかみ間隔 10cm、引張速度 15cm/分
D.測定結果例 (「パロニィFC」の場合)
引張強度
たて20kgf(192N
よこ13kgf (127N)
よこ方向にサンプリングし、たて糸を切断した時の最大強さが20kgf (192N)となる。 同様に、よこ糸を切断した時の最大強さが13kgf (127N)となる。

2-2 引裂強度

JIS L 1096 D法(ベンジュラム法)に準拠 ※スズラインのみ

A.サンプリング
幅6.3cm、長さ10cmの試験片をたて方向及びよこ方向各5枚ずつ採取する。(図1)
B.試験概要
サンプリングした試験片を(図2)のようなエレメンドルフ形引裂試験機を用いて、試験片の両つかみの中央で直角に2cmの切れ目を入れ、残りの4.3cmをたて方向及びよこ方向に引き裂いた時に示す荷重強さ(引裂強さ)[kgf(N)]を測り、たて糸引裂強さ及びよこ糸引裂強さのそれぞれ5回の平均値で表す。
C.試験条件
エレメンドルフ形引裂試験機使用
つかみ間隔4.3cm
D.測定結果例 (「スズライン」の場合)
引張強度
たて3.3kgf(33N)
よこ8.2kgf(81N)
よこ方向にサンプリングし、たて糸を切断した時の最大強さが3.3kgf (33N)となる。 同様に、よこ糸を切断した時の最大強さが8.2kgf (81N)となる。

2-3 引裂強度

JIS L 1096 C法(トラペゾイド法)に準拠

A.サンプリング
幅7.5cm、長さ15cmの試験片をたて方向及びよこ方向各3枚採取し、試験片上に等脚台形の印を付け、この印の短片の中央に辺と直角に1cmの切れ目を入れる。(図1)
B.試験概要
サンプリングした試験片を(図2)に示す通り引張試験機のつかみに取付け、下記の条件で引裂試験を行い、引き裂く時に示す最大強さ[kgf(N)]を測定し、3回の平均値で表す。
よこ糸引裂強さ…
たて方向にサンプリングし、よこ糸を切断した時の引裂強さ
たて糸引裂強さ…
よこ方向にサンプリングし、たて糸を切断した時の引裂強さ
C.試験条件
つかみ間隔2.5cm、引張速度15cm/分
D.測定結果例 (「K-200」の場合)
引張強度
たて 30kgf (294N)
よこ 29kgf (284N)
よこ方向にサンプリングし、たて糸を切断した時の最大強さが30kgf (294N)となる。 同様に、よこ糸を切断した時の最大強さが29kgf (284N)となる。

3 耐水圧

JIS L 1092 A法(低水圧法)に準拠

A.サンプリング
約15cm×15cmの試験片を4枚採取する。
B.試験概要
(図1)に示す耐水度試験装置(低水圧用)に試験片の表側(防水面又は使用時に水が当たる側)が水に当たるように取付け、水を入れた水準装置を60cm/分(1cm/秒)の速さで水位を上昇させる。
試験片の裏側に3ヶ所から水滴が出た時の水位を0.5cm単位で測定し、4回の平均値で表す。
C.測定結果例 (「パロニィFC」の場合)
耐水圧1500mmH2O以上
1500mmH2Oの水圧がかかっても、漏水することはないと考えられる。

4 防炎性能

消防法施行規則(第4条の3)に準拠

A.サンプリング
約35cm×25cmの試験片を3枚採取する。
B.試験概要
図1)に示す燃焼試験装置にて接炎し、残炎(秒)・残じん(秒)・炭化面積(cm2)を測定して判定する。
薄手布(450g/m2以下):ミクロバーナ使用・炎の高さ45mm
厚手布(450g/m2以上):メッケルバーナ使用・炎の高さ65mm
C.測定結果
  薄手布 厚手布
判定 合格 合格
残炎(秒) 3以下 5以下
残じん(秒) 5以下 20以下
炭化面積(cm2) 30以下 40以下

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